山にかたつむり

さて。。。　布引山から笊ケ岳にむかう。

どっぷりと雪道



200ｍほど標高を落とした鞍部までくだらなくてはならない
せっかく登ったのにぃぃぃ


え。。。？　あの双耳峰が笊だ！　めちゃくちゃ遠いやん！
赤テープほとんど確認できず。　方向を誤らないように注意しながら進む。


男性が追いついてきた

あっというまに見えなくなった　　ワタシはヨロヨロボテボテと進む

日の当たる場所はグズグズ　足はとられるし
疲れた体にこたえるわ。。。


歩きにくいヘンな斜面に乱入してしまったり
「よぅよぅねえちゃんどこ行くんだよ～」　木がうるさく絡んでくる
もぉぉぉ　ほっといてっ！




前方から3人組が下ってきて挨拶をした。　檜横手のテントの主だった。

後で知ったが山梨県警の捜索隊。　行方不明者を探している。

「お気をつけて」　

彼らに言われるこの言葉は　とても重みがあった。



これは　これは！　小笊と富士子さん


最後の登り　もうね。。。ぶっ倒れそう
ヨロヨロでめちゃくちゃ　時間がかかる


あの公務員ランナーばりのがんばりを見せ。。。←限界のようです
ついにきた！



11時24分　笊ケ岳山頂





そのほとんどが樹林帯　




この　ほど狭いピークでようやく森林限界をむかえた。




南アルプスの展望台
上河内と聖


ものすごく遠かった展望台　
聖と赤石


このためだけにやってきた。
赤石と荒川


ここに登りたいと思ったきっかけは、
仕事でかかわった山女が「ワタシの一番の山」と言っていたから。
どこが素晴らしいかは登ればわかるかも。　そうだね　その通りだった。
塩見　仙丈　間ノ岳～北岳


ワタシの一番の山も　「笊ケ岳」
北岳が超ピラミダルです。。。



小笊越しの富士子さんは。。。


うっそ。。。



ガスが湧いてきてるやーん


くぅぅぅ


それでもこっちの様子ようかがうように
白いカーテンの隙間から　チラチラ富士子さんは覗いていた。


美しい南アルプス　　大好き


11時58分　下山にとりかかる。　あーあー布引山が遠ーいわー←まるで他人事
ズルズル　滑りながら　くだる。


鞍部でひとり登ってくる男性に出会った。
一般登山者でこの日笊ピークまで行ったのは3人
老平からの入山者は6人いたと聞いた。


ありがとうございました。


静かな山にヨロヨロの登山者1名
ワタシのこと。


13時15分　布引山


ガスが湧いてきた


もうお別れだよ　またね！


布引山の下では捜索隊が行方不明者を探していた。
こうやってヘラヘラ遊びに来ている自分を申し訳なく思い　頭が下がる思いがした。
今のワタシにできることは　無事に見つかることを祈ることと　自分が無事に帰ることだけ。
慎重にルートを見極め下山をしていく


うーん　ルートが少々わかりにくい。
気を抜けばかんたんに道迷いしそうな印象
あくまでワタシの主観で。　とくに布引ガレからの下降点が残雪などでわかりにくく注意
檜横手山あたりはだだっ広く要注意だと感じた。



膝に悪い急な下り


もう。。。　いやんなる


14時35分　檜横手山
あーもぉ　全身痛いよ　ぜんぶ痛いよーーーー　
ドラえもうん。。。　いないか。。。


15時50分　山の神
ここまでの無事　感謝に気持ちを伝える
この先も無事に帰ることを誓った。
ノロノロに拍車がかかる


16時20分　広河原


この木の上を行き


あっちの岩に飛び移る
飛距離が伸びずギリギリセーフ。


んで。。。ココを渡って対岸へ


もうずいぶん下ったなぁと思っても


ここからもけっこう長い


廃屋　けっこう最近まで住んでたのかな？薪とか普通にあったよ


お茶作ってたのね


17時25分　陰気くさい。。。　林道へ
好きじゃないわ　この林道　なんかやだ。


17時50分　ぼろ雑巾で老平到着
日が長くて助かった



Super 　しんどくて　きつくって苦労した。
Special　絶景がまっていて　うれしかった。
すべてにおいてSuper Specialな笊ケ岳　
ワタシの一番の山に認定です。
もう。。。しばらくは行きたくないけど。。。